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子供に多い皮膚疾患

1.みずいぼ(伝染性軟属腫)
肌と肌が直接触れ合うと人から人へうつります。
おふろやプールなどでお友達にうつることが多いです。
いつかは治る病気ですが、10個でなくなるのか
100個以上まで増えてしまうかが問題です。
治療は数の少ないうちに受けることをおすすめします。

<治療法>

(1)あまり急に増えないようならそのまま放置し様子をみる。


(2)ピンセットでとる。
少し痛いので、痛みの我慢できないお子さんには
受診前に麻酔シールを貼っていただきます。
取るときの痛みが軽くなります。


(3)液体窒素による冷凍凝固療法。
痛みはあまりありませんが、4〜5回受診が必要です。
凍らせるので少しピリピリします。


(4)スピール膏による治療。
スピール膏を小さく切ってはりつけます。
痛みはありませんが、治療に根気がいります。



2.いぼ(尋常性ゆうぜい)
いぼウイルスの感染によって生じます。
うおのめとは違います。
表面がわずかに盛り上がり、上から見ると黒い点々が見えます。

<治療法>

(1)液体窒素療法(イボを凍らせて治療します)


(2)数が増えないうちに、早めに治療をうけましょう。



3.とびひ(伝染性膿痂疹)
全身に水ぶくれ(水疱)が多数できます。
水ぶくれは非常にうすいので簡単に破れます。
この水ぶくれの中には、黄色ブドウ球菌がたくさんいます。
この汁がつくことによって皮膚から皮膚へ飛んで感染してゆきます。

<治療法>
抗生物質軟膏をつけるだけでなく抗生物質の内服が必要です。
接触感染ですから、外用した後ガーゼや包帯で皮膚をおおいます。


4.虫刺され
昆虫やクモに刺されてできる発疹をいいます。
こうした虫刺されが反復すると、水疱をつくり硬くなってきます。
こうなるとなかなか治りません(小児ストロフルス)。
蜂に刺されるとアレルギー反応によりショックを起こすことがあるので、
発疹がでたり息が苦しかったらすぐに病院を受診しましょう。
ノミに刺されると症状がひどく、小児ストロフルスの原因となります。
また虫刺されを掻きすぎて二次感染をおこし、とびひになることもあります。

<治療法>
抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏の外用
重症の場合には抗ヒスタミン剤の内服またはステロイドの内服


5.オムツかぶれ
オムツかぶれには、オムツそのものや便、尿などによるかぶれと
カンジダ菌によるかぶれがあります。
この鑑別には顕微鏡による真菌検査が必要です。
オムツをしている部分に赤みやただれがでたら、必ず皮膚科を受診し顕微鏡による真菌検査を受けましょう。

<治療法>
オムツそのものによるかぶれなら非ステロイド剤あるいは
ステロイド軟膏を外用します。
カンジダ症の場合は抗真菌剤を外用します。
その場で真菌検査の結果がわかりますので出来るだけ受診するようにしましょう。
間違ったお薬は余計症状を悪化させます。


6.熱のはな
熱がでた後や寝不足の後、疲れている時などにも、主に口唇部に小さな水ぶくれができます(全身どこにでもでます)。
接触感染でうつりますので、水ぶくれができているときはタオルなどは共有しないようにしましょう。
幼少児の初感染では、広範囲にひろがり重症になることがあります(カポジ水痘様発疹症)。

<治療法>
抗ウイルス剤の外用
カポジ水痘様発疹症の場合は抗ウイルス剤の内服